ウェディングムービーのクオリティを左右するのは、ビデオグラファーの確かな技術と、被写体の魅力を最大限に引き出す繊細な視点です。一瞬の表情、ドレスの揺らめき、指先の動き…。細部にまでこだわり抜いてこそ、心に残る映像が生まれます。私たちcEEのビデオグラファーは、まさにそんなプロの眼差しで、おふたりの最高の瞬間を切り取ります。
今回も、cEE編集部が宮路社長とビデオグラファーの下田にインタビュー。撮影時に彼らがどのような視点を持ち、何を大切にしているのか、そしてなぜこの情熱的な仕事を続けるのか、その核心に迫ります。
新婦を最高に美しく。プロが意識する繊細な撮影テクニック
「ウェディング撮影において、やはり新婦さんをどれだけ綺麗に撮れるか、というのは一番大事にしないといけない意識だと思っています」と、ビデオグラファーの下田は言います。特に女性を撮影する際には、カメラに映らない部分での配慮も欠かせません。
「例えば、あまりにも近すぎる距離で撮影するのは、やはり怖いと感じさせてしまうかもしれません。いくらクオリティの高いものを作るためとはいえ、マナーや配慮はプロとして常に心がけたいですね。また、顎のラインが綺麗に見える角度や、お顔の左右どちらから撮られるのがお好きかなど、細かいことですが、そういったヒアリングも大切にしています」(下田)
宮路社長も、新婦を美しく撮るための具体的なポイントを挙げます。
「前撮りなどでは特に、いかに新婦さんを綺麗に撮れるかが鍵になります。自然な笑顔を引き出すために、新郎さんと会話を楽しんでもらったり、カメラマンとコミュニケーションを取ったりする中で、ふとした瞬間を捉える。カメラを回しっぱなしにしておいて、『あ、今いいのが撮れたね』というような撮り方が多いですね」(宮路社長)
ドレスのデザインや新婦の雰囲気を見極め、その魅力を最大限に引き出すこともプロの仕事です。
「例えば、Aラインやプリンセスラインといったボリュームのあるドレスなら、その広がりを美しく見せるような構図を意識します。逆にタイトなラインのドレスなら、エレガントに映るよう心がけます。そのバランス感覚が重要です」(宮路社長)
また、新郎新婦とのコミュニケーションも、新婦の自然な笑顔を引き出すためには不可欠だと宮路社長は言います。
「おふたりと仲良くなることで、慣れない撮影でもリラックスしていただけます。失礼にならないよう最大限に気を配りつつ、ときには友人のように接しながら新婦を笑わせて笑顔をつくることができるのも、ウェディングビデオグラファーの大事な技術です」(宮路社長)
ウェディング撮影に求められるスキル
ウェディング撮影では、新郎新婦が主役であり、おふたりが心地よく過ごせることを最優先に考えます。
「ウェディングドレスを着て、プロのヘアメイクさんに綺麗にしてもらうという経験は、多くの方にとっては人生の中でもなかなかない経験なのではないでしょうか。
そんな特別な1日だからこそ、お姫様気分を存分に味わってもらいたいんです。もちろん、失礼のないように丁寧な対応は大前提ですが、その上で『もうちょっとこうしていただくと、こういう素敵な画が撮れますよ!』と、プロとして提案しつつおふたりのモチベーションを上げてディレクションしていく。それがウェディングのクリエイターとしては理想形じゃないでしょうか」(宮路社長)
ただ黒子に徹するだけでなく、プロとして的確なアドバイスをしながら、最高の作品を共に作り上げていく。そのバランス感覚こそが、cEEのビデオグラファーの強みと言えるでしょう。
「人を喜ばせたい」その想いが原点。ビデオグラファーがこの仕事を続ける理由
では、なぜcEEのビデオグラファーたちは、このブライダル映像という仕事を選び、そして情熱を注ぎ続けているのでしょうか。下田は、その原点をこう語ります。
「もともと、人に喜んでもらったり、楽しませたりするのが好きなんです。入社する前は、友人の結婚式の余興ムービーを頼まれることが多くて。今思えばくだらないこともやりましたけど(笑)、みんなが笑ってくれたり、喜んでくれたりするのが本当に嬉しかった。それが、この仕事に興味を持ったきっかけですね」(下田)
cEEに入社してからも、その想いは変わりません。
「結婚式の映像って、リアクションがダイレクトに返ってくるんです。そして、喜んでくれない人がいないくらい、本当にやりがいのある仕事。『あなたの映像のおかげで、人生の一部が輝きました』なんて言っていただけることは、他の仕事ではなかなかない経験だと思います。映像技術を極めたいというよりは、人を喜ばせたいという軸が、僕にとっては一番大きいです」(下田)
「ウェディングの仕事は、直接お客様から『ありがとう』という言葉をいただける。その手応えが、クリエイターにとっては大きなモチベーションになるんですよね」(宮路社長)
もちろん、毎週土日に撮影が入るなど、体力的に厳しい面もあります。しかし、それ以上に「お客様の人生最高の瞬間を形にする」という喜びが、彼らを突き動かしているのです。
まとめ:情熱と技術で、おふたりの最高の瞬間を未来へ届けます
cEEのビデオグラファーたちが持つプロの視点、それは単なる撮影技術だけではありません。新郎新婦の魅力を最大限に引き出すための細やかな配慮、場を和ませるコミュニケーション能力、そして何よりも「人を喜ばせたい」という熱い想い。それらが一体となって、cEEならではの心温まるウェディングムービーを生み出しているのです。
「作りすぎた笑顔ではなく、本当に幸せそうな自然な表情を捉えること。そこにこそ、神が宿るような瞬間があるんです」と下田は言います。
あなたも、cEEのビデオグラファーの情熱と技術に、大切な一日を託してみませんか?