結婚式という、人生で最も輝かしい瞬間。その一日を、ただ記録するだけでなく、おふたりだけの「物語」として映像に残したい。そう願うカップルは多いのではないでしょうか。ブライダル専門の映像制作チームである私たち「cEE」は、まさにそんな想いに応えるプロフェッショナル集団です。
「以前、前撮りの記事でも少し触れたのですが、打ち合わせでお客様の“ふたりらしさ”をどう映像に落とし込むのか、ビデオグラファーはどう考えて作品を作っているのか、そのあたりを深くお聞きしたいんです」
cEEブログ編集部のそんな問いかけから始まった今回のインタビュー。cEEの代表である宮路とビデオグラファーの下田が、ウェディングムービー制作の核心ともいえる「ふたりらしさ」の表現について、熱く語ってくれました。
「ふたりらしさ」の源泉は、おふたりのストーリーそのもの
「まず前提として、おふたりの“ストーリー”を映像に落とし込む、というのが基本になります」と下田は語り始めます。そのストーリーとは、出会いのきっかけ、思い出のデート、プロポーズの瞬間、そしてご両親との関係性など、おふたりがこれまで共に歩んできた道のりそのものです。
「打ち合わせでは、まずおふたりの馴れ初めや印象的なエピソードを丁寧にヒアリングすることから始めます。例えば、『こんな場所で出会ったよ』とか、『お子さんがいらっしゃるなら、その子が生まれた時はこんな想いだった』とか。本当に些細なことでも、それがおふたりにとってはかけがえのない宝物なんです」(下田)
宮路社長も、「結婚式って、ただのお披露目会じゃないんですよね」と続けます。
「生まれてから今までに出会った、本当にお世話になった人、大好きな人だけを招く特別な場所。だからこそ、一度立ち止まって自分たちの人生を振り返る、そんな時間に寄り添いたいんです。だからミーティングでは、まずおふたりの人生を語ってもらいます。どうやって知り合って、どんなデートをして、時にはどんな喧嘩をして…そういうエピソードの積み重ねが、そのおふたりだけの空気感、つまり“ふたりらしさ”を形作るんです」(宮路社長)
大切なのは、おふたりが心地よく、自分たちの物語を語れること。cEEの打ち合わせは、そんな温かい雰囲気の中で進んでいきます。
エピソードから紡ぐ、オーダーメイドの撮影プラン
おふたりの大切なエピソードが集まったら、次はいよいよ具体的な撮影プランの構築です。
「ヒアリングしたエピソードをもとに、まずは撮影地を決めるところからスタートですね。思い出の場所、おふたりにとって意味のあるロケーションを選ぶことで、映像に込める想いがより深まります」(下田)
例えば、こんなプランが考えられます。
「おふたりの新居から撮影をスタートして、思い出のデートコースを巡り、最後に東京駅でロマンチックなラストカットを撮る、とか。あるいは、結婚式場のチャペルにご協力いただいて、そこから物語が始まるようなオープニングムービーにするのも素敵です。開放的なロケーションで、おふたりが自然体で楽しんでいる姿を捉えるのもいいですね」(下田)
撮影時間は、内容によって3~4時間から半日以上かかることも。限られた時間の中で、おふたりのエピソードを凝縮し、最高の形で映像に残すために、ビデオグラファーは頭の中で構成を練り上げます。
「正直なところ、初めて伺う撮影場所もたくさんあります。でも、そこはプロの腕の見せ所。『なんとかなる』というのが本音かな(笑)。もちろん、事前にロケハンに行ったり、参考映像を徹底的にリサーチしたりして、クリエイターとして撮りたい画のイメージは必ず持っています。不安な状態でお客様を撮影に臨ませることはありません」(下田)
特にウェディングムービーの場合、クリエイターのセンスと経験が問われます。おふたりの大切な思い出の場所で、最高の瞬間を切り取る。そのために、cEEのビデオグラファーは常にアンテナを張り巡らせています。
絵コンテよりも大切な、お客様との信頼関係
「そこまで細かく絵コンテを作って提案する、ということは、実はお客様がそこまで求めていないケースも多いんです」と下田は明かします。
「結婚式の準備って、本当にやることが多くて忙しいですよね。だから、『私たちのエピソードを伝えたら、あとはカメラマンさんがいい感じに撮って、いい感じに編集してくれたら最高!』というのが、多くのお客様の本音かもしれません」(下田)
もちろん、cEEとしてはプロとして最高品質の作品をお届けする責任があります。しかし、それ以上にお客様とのコミュニケーションを重視し、おふたりと一緒に作品を作り上げていくプロセスを大切にしています。
「基本的には、ヒアリングした内容をもとに、ざっくりとした段取りや、ご準備いただく衣装などをお伝えして、『あとは当日、元気にお会いしましょう!』という感じが多いですね。ただ、お客様の中には、『もっと映像作品としてしっかり作り込みたい』というご要望をお持ちの方もいらっしゃいます。そういった方には、もちろん細かく構成をご提案し、例えば『ここはラストカットになるので、こんな表情でお願いします』とか、『ファーストカットはドラマ仕立てにしたいので、少し演技をお願いします』といったお話をさせていただくこともあります」(下田)
打ち合わせの回数も、お客様によって様々。1回で済むこともあれば、気になる点があれば何度でも相談に乗ってくれるのがcEEのスタイルです。最近ではZoomなどオンラインでの打ち合わせも増え、遠方にお住まいの方や、小さなお子様がいらっしゃるカップルにも喜ばれています。
「大切なのは、おふたりが安心して、私たちにすべてを委ねられると感じていただけること。その信頼関係こそが、最高のウェディングムービーを生み出すための最も重要な要素だと考えています」(下田)
まとめ:cEEと一緒に、あなただけの「ふたりらしさ」を映像に
cEEがウェディングムービー制作で最も大切にしているのは、おふたりがこれまで歩んできた道のり、そしてそこから生まれる「ふたりらしさ」を、丁寧に、愛情を込めて映像に映し出すことです。
打ち合わせでの何気ない会話、思い出話の中にこそ、最高の作品を生み出すヒントが隠されています。cEEのビデオグラファーは、そんなおふたりの大切な物語に耳を傾け、共感し、時には一緒に笑い、そして最高の技術でその想いを形にします。
「私たちの仕事は、ただ映像を撮るだけではありません。おふたりの人生の大切な1ページに立ち会い、その輝きを未来へと繋ぐお手伝いをすることだと思っています」(宮路社長)
もし、あなたも「自分たちらしい、心に残るウェディングムービーを作りたい」とお考えなら、ぜひ一度cEEにご相談ください。一生に一度、最高の作品を一緒に創りましょう!