No.17 【ウェディングビデオカメラマン目線】結婚式進行における撮影ポイント05

  • ムービー制作
  • 2019.10.15

こんにちは。
株式会社ポイントゼロのクボです。
結婚式内の各進行毎の撮影ポイントについて話してきましたが、
いよいよ最後の回になりました!これまで長かったですね。。。
披露宴後半パート(再入場~退場)、どうぞご覧ください!

再入場

それでは、おふたりの再入場!!
ちょっとその前に、ゲストの皆様からコメントをいただくようにしています。
温かいコメントもあれば、ちょっとイジるコメントもありますが、
どれもこれもおふたりの事を想ってのコメントばかり。
撮影している私たちもほっこりした気持ちになれるので、
おふたりが見たらもっと楽しんでいただけますので、是非お楽しみに!

そして入場前にプロフィールムービーの上映です。
これまでの生い立ちや馴れ初めをまとめたプロフィールムービーは
よりおふたりを知ってもらうにはもってこいです。
また、ご家族は先ほど行われた結婚式の余韻を感じつつ、
当時を思い出し、より感動的なお気持ちになることで
おふたりが思いもよらなかった感情が生まれることがあります。
是非ビデオに残して、結婚式が終わった後しか気づくことができる各々の想いを
是非見ていただきたいです。

そして上映が終了し、いよいよおふたりの再入場!
先ほどとは雰囲気を変えた衣装を纏ったおふたりへゲストの皆様から大歓声!!
お酒も入っているのか、披露宴スタート時よりも盛り上がっています笑
最近では、再入場時のドレスの色当てクイズをしたりと、
よりゲストに楽しんで頂くための演出も増えていますね。

たくさんの拍手や歓声に包まれて入場したおふたりは、
そのまま各テーブルを回って記念撮影。
結婚式一日を見渡しても、ここまでおふたりと近づける機会はなかなか無いため、
おふたりやゲストはより自然な表情をしており、また会話のやり取りを聞いていても
撮影しているこちら側が笑ってしまうくらい、盛り上がっています。
後日ビデオを観た時に、このゲストとのやり取りから、
当日の楽しかった気持ちを思い出して欲しいなと思います。

余興

各テーブル周りを終えて、ようやくお席に着くおふたり。
ここからはおふたりのご友人の腕の見せ所、余興になります!
全員がドキドキワクワクなお気持ちで余興を迎えます。
おふたりから余興の依頼を頂いたその日から、
仲間たちと構成を練り上げ、当日ギリギリまで練習を重ねたり、
撮影・編集したりと様々な方法がありますが、
全ての余興には、おふたりへのこれからのエールだったり、
また、同じくらいゲストにも楽しんでもらいたいという
「想い」がたっぷり詰まっています。
そんな想いが詰まった余興は毎回盛り上がること間違いなし。
おふたりだけではなく、ゲスト皆様の笑顔あり、歓声あり、涙ありと、
会場が一体になれる時間ではないでしょうか。
皆さん、本当にいい顔してる!!
特に余興ではダンスやお芝居などが含まれてることが多いので、
ここは是非ビデオで残して、結婚式あとにちょっと疲れた日にでも観て頂けると
気持ちを上げる素敵なカンフル剤にもなるのではないでしょうか。

新婦お手紙朗読~披露宴退場

小さな頃は怒りを覚えたようなことも、
様々な出来事を経て、様々な出会いを重ね、新しい家族が出来て、
初めて気づくことができたご両親からの愛。
これまでの感謝、そしてこれからの感謝のお気持ちを綴ったお手紙を持って
お手紙朗読が始まります。

ご両親へ向けて新婦の大きな大きな想いを込めた一言一言は、
同じようにゲスト皆様の心を揺さぶり、濡れる頬。
間違えないようにと用意したはずの手紙を読んでいても、
想いが溢れ出て、言葉が詰まる新婦。
そこに優しくハンカチを差し出して、支える新郎。
支え合う夫婦の形がそこにあります。

また、このお手紙はご両親へプレゼントされるのでお手元に残りますが、
大切な言葉に想いをのせた声は、この日しか聞くことができません。
手紙を読んで貰うことなんて、そうそうありません。ましてや一生に一度の結婚式。
おふたり以上にご両親は何度も見たくなるのではないでしょうか。

お手紙が終わったら、ご両親へ用意した記念品の贈呈が行われます。
会場スタッフから記念品を受け取りご両親の前まで歩くお二人を見守るご両親とゲスト。
ご両親の前に着いたおふたりは、これまでの感謝の気持ちを込めてお渡しします。
大きな拍手に包まれながら一言添える方もいれば、想いが溢れて言葉にならない方も。
また、ご両親も同じようにお言葉をかける方もいれば、涙を拭うのが精一杯の方もいらっしゃいます。
何度見ても本当感動的です。

そして退場前に行われる新郎謝辞。
来ていただいたゲストの皆様へ感謝の気持ちをお伝えします。
最後の締めということで緊張されて噛んでしまう方もいらっしゃいますが、
その時の緊張した硬い表情からの恥ずかしそうな表情への変化や、
「頑張れー!」などのゲスト皆様からの温かい声援や微笑みなど、
映像で見ていただきたいシーンが結構ありますので、是非振り返ってもらいたいですね。

無事に謝辞を終え、大きな拍手に包めれて退場するおふたり。
この日この時までにお互い協力しあって準備を積み重ねて、
想いを強めてきた日々を思いだしているのではないでしょうか。
また、無事終えたことへの安心感で心がいっぱいなのかもしれません。
最後にゲストへ向けたおふたりの笑顔は本当に眩しくて素敵です。
みんな笑顔になる、最高の瞬間です。本当におめでとうございます!!!!!

以上が、結婚式進行における撮影ポイントになります。
いかがでしたでしょうか?

挙式中のおふたりを見守るご両親やゲストの表情。
プロフィール上映中や余興中のゲストが楽しんでいる笑顔。
手紙を読んでるときの両親が涙している表情。
これらは当日新郎新婦は見ることができないシーンです。

ビデオを見てからあらためて、自分たちがつくった披露宴をこれだけみんなが楽しんでくれていたんだ、
心を込めて自分が書いた手紙に両親がこんなに泣いてくれていたんだ、ということに気づくことができます。
記録ビデオはただの記録ではなく、自分たちが知らなかった当日をあらたに楽しめる作品なのです。
それらが詰まったビデオを後日見ていただければ、当日の感動が蘇るだけではなく、
当日見ることができなかったシーンに出会い、また別の感動が生まれてくるはずです。

映像だからこそ出会えるこの感動。
結婚式を迎える方全てに知って欲しくて、今回5回に分けて書かせていただきました。
長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
少しでも映像の良さ、ウェディングビデオの良さが伝わったのなら幸いです。

次回もどうぞよろしくお願いします!!!