No.3 エンディングムービーについて

  • ムービー制作
  • 2019.07.09

こんにちは。
東京での生活がそろそろ半年になり、結構東京都民になってきました、
株式会社ポイントゼロのクボです。

さて前回は「ウェティングビデオカメラマン」についてお話ししましたが
今回からは私たちが創っている、
結婚式では欠かせない映像についてお話ししていきたいと思います。

皆さんはこれまで参加した結婚式でどのような映像が上映されていたか覚えていますか?
基本的に結婚式で上映される映像は大きく3種類あります。

エンディングムービー
オープニングムービー
プロフィールムービー

そして今回はエンディングムービーについてお話ししたいと思います。

エンディングムービーとは

エンディングムービーは最近結婚式の定番映像になっており、
実際に観たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結婚式のラストを感動的に締めくくるエンディングムービー、
その演出の一つとして、映像内に参加したご親族やゲスト皆様のお名前、
感謝のお気持ちを載せたメッセージを重ねて上映をします。
(私は毎回観るたびに涙が出てきます……。自分で編集した映像でも涙が出てきます……笑。)
(cEEエンディングムービーは下記URLよりご覧いただけます)
https://www.cee.point-zero.jp/archives/movie-type/ending

また、エンディングムービーには大きく

・撮って出しタイプ・・・結婚式当日の様子をカメラマンが動画撮影してその場で編集
・写真タイプ・・・おふたりご自身が持っている写真を使用して事前に制作する

の2種類ありますが、お勧めするのは断然「撮って出しタイプ」です。

結婚式当日には様々な、おふたりでも予期していなかったようなドラマが起こります。
頑固でいつも厳しかった父が流す涙、いつも支えてくれた母の満面の笑み、
友人達がとても楽しそうにしている姿……。
その時にしか起こらない、そして観ることができないドラマ1つ1つを曲に乗せて
当日に観ることができるのは撮って出しタイプだけです。

当日撮影して編集するという作業は本当に時間との勝負です。
ただ繋いでいくだけではなく、様々なシーンの中から、
どのシーンを、どの表情を、どのように繋いで、どう曲に乗せて、
想いを映像内に表現するか。

おふたりだけのストーリーを創るには判断力・対応力・想像力が必要で、
技術のある経験豊富なウェティングビデオカメラマンにしかできない、
本当に特別な映像です。
(エンディングムービーの知られざる制作裏は今後発信予定です)

では、なぜこのエンディングムービーに参加者のお名前やメッセージを載せて
結婚式の映像に使われるようになったのか?ちょっと調べてみました。

なぜエンディングムービー内にゲスト名やメッセージが使われるようになったのか

映画のラストで必ずと言っていいほど見かける、
出演者やスタッフ、企業名が下から上にスルスル~と流れる映像。
あれがエンドクレジットです。

アメリカでは制作時に関わった全ての人たちが映画の著作権利を持つことができるのですが、
映画業界の発展に伴い、様々なスタッフや企業が制作に関わるようになってきて、
また映画界のスタジオとユニオン(組合)の関係上、しっかり表記する必要が出てきたため
映画のラストに流れるようになったのが始まりのようです。

今では関係者・関係企業を表記するだけではなく、
映画の余韻を感じさせる1つの演出にもなっており、
たまに映像が終わったあとでサプライズ映像があったりもします。
私はいつも制作関係者の中に
「もしかしたら知り合いがいるのでは?!」
と探してみますが一度も見かけたことがありません……。
また様々な呼び方があるようです。

・クレジットタイトル (credit title)
・スタッフロール (staff roll)
・エンディングロール (ending roll)
・エンドクレジット (end credit)

などなど……。
(引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

結論:エンディングムービーとはゲストと共に創る共同作品

結婚式の映像に使われるようになった時期までは調べることができませんでしたが、
親族、友人、同僚達への感謝の気持ちを伝えるだけではなく、

【「結婚式」という一つの作品を一緒に創り上げた】

という意味合いも含まれているのではないでしょうか。

おふたりだけでは創ることができない、
参加してくれたゲストがいたからこそ、より最高の結婚式となります。
その最高の結婚式の締めくくりとして、エンディングムービーを選んで貰えたら
ウェティングビデオカメラマンとしてとても嬉しく思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は「オープニングムービー・プロフィールムービー」について
お話したいと思います。

ではでは、クボでした。